タオルミーナのアクティビティ ③バスツアー パレルモ&チェファル観光
タオルミーナからバスツアーで、パレルモとチェファルという街へ観光に行ってきました。
早朝6時頃、バスターミナル集合でした。バスは遅れて到着(時間通りには来なそうです)。パレルモはタオルミーナと島の反対側に位置しているので、バスで3時間くらいかかります。そのため、1時間くらい乗ると、パーキングエリアで15分くらいのトイレ休憩がありました。
私達はそこで朝ごはんにパンを食べ、コーヒーとオレンジジュースを飲みました。集合が朝早かったので、他の参加者や運転手さんも朝ごはんを食べていました。パーキングエリアなのでパンはいまいちですが、オレンジジュースはさすがシチリア、その場でたっぷり絞ってくれて美味しかったです。
再びバスに乗り、バスはひたすら何もない平野を走り続けます。バスの中でガイドさんが、イタリア語、ドイツ語、英語でシチリアやパレルモの説明をしてくれます。ガイドさんはドイツ語が得意のようで、イタリア語とドイツ語では詳しく説明してそうなのに、英語の説明はあっさりでした。ガイドさんのお話で印象的だったのですが、シチリアの収入の80%はオレンジなのだそうです。
パレルモ市内に入ると、街はすす汚れたようで不穏で、あまり治安がよくないかんじがしました。しかし、そのまま進んで街の中心部あたりに来ると、整備され、少し都会っぽくなってきます。バスに乗ったまま、街を回って説明してくれました。そしてバスを降りると現地のガイドさんがいて、そのガイドさんが街を案内してくれました。マルトラーナ教会、サンドメニコ教会、カテドラーレ、プレトーリア広場、市場、、とパレルモの見所を見て回りました。
教会のモザイクには、キリスト教文明とイスラム教文明の両方に代わる代わる征服された歴史が色濃く残っていました。教会内部は、不思議なエキゾチックな雰囲気がしました。
休憩はなく、次々と観光地を巡りました。市場に着いた時はもう12時を過ぎていて、すっかりお腹が空いていましたが、立ち止まって何か買う暇もなく、ひたすらガイドさんについて市場をねり歩きました。
市場を出て、ようやくランチタイムになりました。待ちに待ったフリータイムでしたが、フリータイムは1時間で、集合場所がバスが止めやすいところにあるレストランの前であるため、そのレストランで昼食を取ることになっていました。きっと、バスを前に止めさせてもらう代わりにレストランを利用するという約束になっているのでしょう。あまりお客さんもいなくて、安くないのに美味しくもない、ラザニアにはほとんどお肉が入っていない、イタリアなのに美味しくない残念なイタリアンでした。
パレルモはあまり治安が良くないためか、フリータイムは作らないようにしているようにも思いました。私達はさっさと食事を済ませ、短時間でしたが、少しだけレストランの近くのショッピングエリアをうろうろしました。移民の方がやっている安い服を売るお店がたくさんあり、豊かな街でないことは肌で感じました。でも、そういうお店に日本では見かけない素敵な柄の服をいろいろ置いているので、私は15€のチュニックと18€のワンピースを購入しました。
昼食の後はまたバスに乗り、チェファルに向かいました。チェファルまでは1時間半くらいです。チェファルは、海沿いのこじんまりしたのどかな街でした。着いたら2時間くらいフリータイムでした。
街をぶらぶら散策し、カフェでレモネードを飲みました。シチリアのレモネードはレモンと水だけで、砂糖なしです。それが暑い日差しで喉が渇いた時にすっきりして、すごく美味しいです。
街を歩いているのは、私達と同じようにバスツアーツアーで来た観光客だけのようでした。
フリータイムの後、集合場所の戻り、帰路に着きます。
パレルモへ日帰りで行くのは、電車だと乗り継ぎに時間がかかり難しいので、バスツアーがおすすめです。ガイドさんとずっと一緒で自由時間はありませんが、短時間で名所を見て回れるし、治安を考えると、私はこれでよかったかなと思います。
私達が参加したツアー以外にも面白そうなツアーがたくさんあったので、ぜひ参加してみることをおすすめします。